海のもくず

ポケモンの構築の書置きとか何かしらの感想が沈殿しています。

【剣盾ダブルシーズン1】バニラベアー

はじめに

ツンベアーを入れてマスターランク到達まで奇跡的に勝率8割弱を叩き出せたので、記念に投稿します。
何かしらの参考になれば幸いです。

*文章が敬体っぽいのは、某サイトに投稿しようと考えていたからである。

パーティ作成経緯

ガラルのポケモン一覧を見た所、岩や鋼タイプが多く、それらをまとめて見られる地面タイプやそれを対策する草タイプが流行るのでは?と予想。
つまり、地面や草に弱点がつける氷タイプ、霰降らせて上から吹雪連打が最強じゃん!と考えました。
そこそこの素早さで特性雪降らしのバイバニラ、エースとして追い風とC125から吹雪が使えるモスノウを採用。

試運転や調整も兼ねてカジュアルバトルに行ってみましたが……

 

エースのモスノウ、余りにも脆すぎる

 

バンギラスドリュウズウインディルカリオを主軸とした叩きなどが溢れ、氷タイプには世知辛い環境になっていました(ランドロスが居ないからそりゃあそうだ)。
想定通り草や地面に吹雪が通ったとしても、ダイマックスした相手には耐えられる(ついでに保険も発動される)、簡単に天候を奪われることが多々ありました。

 

モスノウ以上のパワーと耐久、素早さが欲しい、その上天候も奪えるような氷のタイプのポケモンがいてくれれば……

 

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もしかしてダイマックスツンベアーでは?

 

こうしてモスノウが抜けてツンベアーを迎え入れた霰パーティを組むことに。
猫威嚇等サポート役としてカポエラー、バンドリに強気に出せるアーマーガア、ウオノラゴンやウォッシュロトムの牽制役にトリトドン、ふぶきが使えCSが高く、ねらいうちを覚えるインテレオンを採用し構築が完成しました。

 

パーティ

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個別解説

バイバニラ

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持ち物:こだわりスカーフ
特 性:ゆきふらし
性 格:おくびょう

 技 :ふぶき/フリーズドライ/ラスターカノン/オーロラベール

努力値: 4-0-0-252-0-252
実数値: 147-103-105-162-115-144

構築の出発点。
とにかく霰を降らせて上からふぶきを押し付けたいので臆病最速に。こだわりスカーフを持たせることで素早さが最速ドラパルト+3となります。
一方火力はダブルダメージ吹雪でH4振りドラパルトが81.3.%、H252エルフーンが75%の乱数など弱点が相手でも不足気味です。上記は霰によるスリップダメージで倒せますが、過信はしないようにしましょう。
フリーズドライはウオノラゴンやウォッシュロトムへの打点として、オーロラベールは余裕がある時、吹雪が通りにくい相手の場合に使っておくと吉、程度で入れてあります。
ラスターカノンは殆ど使う機会がなかったので、絶対零度でいいかもしれません。

 

カポエラー

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持ち物:だっしゅつパック
特 性:いかく
性 格:いじっぱり
 技 :インファイト/ねこだまし/フェイント※1/ワイドガード
努力値: 172-252-0-0-0-84
実数値: 147-161-115-4**-130-101※2
※1 QRバレットパンチに変更
※2素早さは追い風時130族抜き 

猫騙し+威嚇枠として採用。
当初は脱出ボタンを持たせていましたが、構築の都合上岩や鋼相手に一撃加えてもらわないと困ることが多かったため、だっしゅつパック(ボタンじゃないぞ!)を持たせることにしました。
例えば、相手が初手バンドリの場合、相手のドリュウズインファイトドリュウズのタスキ発動→カポエラー脱出パックで即戻り→バイバニラに繋いで天候書き換え→スリップダメージで倒す…といった動きも可能です。
また、相手の威嚇が対面した場合でも置物になる前に控えに交替出来るのも良かったです。
ワイドガードはスカーフ砂かきドリュウズの岩雪崩連打やニンフィアのハイボ、コータスの噴火を防ぐなど要所で活躍がありました。
最後にフェイントですが、ダイウォールにはダメージは与えられても解除できず、ワイドガードしてくる相手も少なかったので1番手持ち無沙汰でした。
バレットパンチに変更して潜ったところ、放置されたツンベアーを殴って保険を無理やり発動させることがあったので、こちらの方が有用かと思います。

 

ツンベアー

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持ち物:じゃくてんほけん
特 性:ゆきかき
性 格:ようき
 技 :つららおとし/あなをほる/かわらわり/ちょうはつ
努力値: 4-252-12-0-4-236
実数値:171-182-102-**-101-110※
※素早さはゆきかき発動時最速80族+2

本構築のダイマックス枠。
耐性の無さにより紙にも等しい耐久ですが、ダイマックスするなら話は別。
例え相手のダイマックス技で弱点を突かれても耐えて、弱点保険を発動させることができます。元から素早さも遅く、保険を発動させながらダイアイスを打ち込めば、次のターンには攻撃×2、特性ゆきかきの効果で素早さが220の化け物が誕生します。
ウインディルカリオへの高威力ダイアースとしてあなをほる(ツンベアーはじしんも10まんばりきも覚えないのです……)、かわらわりは壁を貼ってくる相手も考慮し採用しました。
ちょうはつは、突如増えだしたバタフリードータクンへの抵抗です。

 

アーマーガア

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持ち物:ひかりのねんど
特 性:ミラーアーマー
性 格:しんちょう
 技 :アイアンヘッド/ブレイブバード/おいかぜ/リフレクター
努力値: 12-220-4-0-252-20
実数値: 175-135-126-**-150-90※
※HP16n-1調整、特防:極振り、素早さ:追い風時最速110族抜き、残り攻撃
バンドリに強いと専ら噂されていたため採用。基本バンドリ相手にのみ選出します。
特殊耐久に厚くしていますが、ロトムかみなりバンギラスなどアーマーガアを強く憎む者が多かったので正解でした。
巷でよく見かける鉄壁や筋肉アーマーガアと違い、リフレクターを採用しました。ただでさえ脆い氷タイプの耐性を良い塩梅で補ってくれます。

 

トリトドン

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持ち物:リンドのみ
特 性:よびみず
性 格:ひかえめ
 技 :ハイドロポンプ/だいちのちから/ウェザーボール/まもる
努力値: 148-0-108-252-0-0
実数値: 205-92-102-158-102-59※
※HP奇数にしながら最大耐久指数調整。

エラがみマンことウオノラゴンやロトム対策として採用。ツンベアーを選出できない時はコイツがダイマックスします。
近頃はムシャーナからエナジーボールが飛んでくるなど、誰もがトリトドンを草技でワンパンしてくるので半減実を持たせました。
範囲打点はバイバニラのふぶきで足りるため、単体打点の高い技を覚えさせています。
ウェザーボールは天候によって威力とタイプが変わる面白い技です。構築の関係上、ダイバーン等で積極的に晴れ状態にしてくれるので、トリトドンを倒しに来た相手のナットレイをこんがり焼くこともできます。
ウェザーボールはダイマックスすると威力130のダイアタックに変化しますが、元々の効果である「天候によってタイプが変わる」のみを何故か引き継ぎます。
このため、威力は変わりませんが、天候が霰であれば「ダイアイス」、砂嵐は「ダイロック」、雨は「ダイストリーム」、晴れは「ダイバーン」になります。
晴れ状態ならトリトドンの口から炎が出る貴重なシーンを拝むことができます。一見の価値ありです。

 

インテレオン

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持ち物:こだわりメガネ
特 性:げきりゅう
性 格:おくびょう(元はてれやだが、ミント使用済み)
 技 :ねらいうち/ふぶき/ハイドロカノン/エアスラッシュ
努力値:0-0-4-252-0-252
実数値:145-**-86-177-85-189(王冠使用済み)

「インテレオンは霰パ適性が高い!」と聞いたので採用しました。
半信半疑でしたが、素早さと特攻の高さのおかげで、不一致脳死ふぶきをしても、火力不足は気になりませんでした。
また、ねらいうち のおかげで、このゆびとまれ や いかりのこな と合わせたトリックルーム展開に慌てず対応できるのも高ポイントです。


選出

基本選出
先発:カポエラーツンベアー
後発:バイバニラ+@1
これが基本です。万が一相手がツンベアーを威嚇や鬼火を入れて放置してきた場合は、カポエラーバレットパンチで殴って無理やり保険を発動させましょう。

 

VSバンドリ
先発:カポエラー+アーマーガア
後発:トリトドンバイバニラ
初手バンドリが多いので、カポエラードリュウズに脱出パックインファイトバイバニラに交代、アーマーガアは追い風、次ターンはバイバニラの吹雪orオーロラベール、アーマーガアはリフレクターで耐久を補強し、ダイマックスしたトリトドンで詰めます。

 

VSルカリオorウインディエルフーンの叩きパ
先発:カポエラーツンベアー
後発:バイバニラ+@1
初手から叩きを狙ってくることが多いので、カポエラーの猫だましとダイマックスツンベアーのダイアイスでエルフーンを落とします。後はゆきかきが発動したツンベアーで上から攻めてゲームセットです。

 

VSバタフリードータクン
先発:カポエラーツンベアー
後発:バイバニラトリトドン
カポエラーバタフリーに猫だまし、ツンベアードータクンに挑発でトリックルームを防ぎます。次ターンはカポエラーバイバニラに交代し、ゆきかきが発動したツンベアーバタフリーを止めます。とはいえ、挑発を受けた相手ドータクンの行動次第(裏にコータスがいれば引いてくるなど)で命運が分かれてしまうので安定性は低いです。

 

VSイエッサン+ブリムオン
先発:インテレオン+バイバニラ
後発:トリトドン+@1
ねらいうち&ふぶきでブリムオンを止めることを優先します。
ですが中乱数程度でしかブリムオンは落とせないため、ねらいうちの急所、ふぶきでの凍結を全力で祈りましょう。

 

VSリザードン軸やサマヨール入りトリパ
先発:インテレオン+バイバニラ
後発:状況に応じて
リザードン軸の場合は初手リザードンが多いため、インテレオンのダイストリームで落として崩していきましょう。
サマヨール入りトリパは、始動役のサマヨールが余りにも硬すぎて落とせないことがあるのでダブル吹雪で凍結祈願安定です(思考放棄)。

 

終わりに

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左:マスター昇格+1戦後 右:最終順位

マスター到達時は8割2分、1300位台まで行ったり落ちたりして、最終勝率は7割5分、順位は1733位に落ち着きました。

え?証拠スクショが少ないだって?撮り忘れたからね。しょうがないね。

霰PTは環境に逆風気味で、毎試合手汗が半端ないことになっていましたが、個人的に良い戦績が出せて満足しています。
あと「これ出し負けじゃん!」と思っていたら、相手が凍って勝ってしまったこともあるので、これが霰の強みなのかなと実感しました(多分違う)。

愛着が湧いたので引き続き使おうと思っていたところ、シーズン2はキョダイマックスリザードンが解禁されるため、霰からは離れようと思います。(使ったとしてもサンパワーキョダイゴクエンで溶かされるツンベアーの未来が見える)

ランクマッチやカジュアルバトル、Twitter等で霰構築を調べましたが、どこにもツンベアーの存在を確認できなかったので、筆を執ってみた次第です。

今後、「ツンベアーを構築に入れてみたい!」という方の参考になればと思います。


ここまでの閲覧、ありがとうございました。